「夜の帳のその先へ」振り返りというか裏話

※注意事項※
  • ネタバレあり
  • 本を読んだ方向けの内容

読んでないけど書いてあること読みたいよって方は…買ってね!!!

後書きでも触れたことですが、この本で一番描きたかった(やりたかった)ことは「無知シチュ」です
それと付随する形で処女膜をプチプチするところがやりたかったのです
やっぱり推しの処女(虚偽)は……欲しいじゃん!!!
それと先日今まで出した本の振り返りをした際に過去に出した本のデータを読み返したのですが、話の骨子が以前出したヒプマイのどひふ本とほぼ同じ(相手に嫌がられても仕方のないことを無理矢理するも相手は嫌がらずすんなり受け入れてしまう)だったことに気づいて頭を抱えました
私の考える話ってワンパターンだな…とちょっと落ち込んだけどまあそれだけやるってことは性癖なんだろうな…と開き直ることにしました
「処女喪失」「何も知らない子を性で染め上げる」「無茶苦茶なことでも何も疑わず受け入れる」あたりはもう私の性癖です、そう考えるとこの本凄い私の性癖を詰め込まれてるな…

今回の本は3D素材のお陰で作画が過去一「見られる」ものになっております
ただ、それもあって作画にかなり時間が掛かって制作時間がかなり掛かってしまった側面もあるのかな…という気もします
後はトーンまわりの仕上げが(私比で)かなりリッチになりました
スパコミ時点での進捗公開の時と見比べると一目瞭然だと思います、トーン周りの処理についてはこちら の本が大変参考になりました!(ただ、このトーン処理も制作が遅くなった一因になってると思っています…)
作画面についてはキスシーンから逃げなかった(上にちゃんとえっちな仕上がりになった)ことと、えっちシーン終盤で思い切り腰を叩きつけられるところのシーンの緩急とか表現がうまく行ってたことです。そこは私も大変お気に入りです

良くなかった点に関しては、制作に約1年も費やしてしまったことです…
本来今年のスパコミで出す予定だったものがズルズルと先延ばしになった結果11月の下旬(ゲームの周年の間近)にまで延びるという…
作画も大分マシになったとはいえ線の強弱とかももうちょっとメリハリというか、ファウストの肋骨の線とかの身体の内側の線をもう少し細くするとか、トーンのみで表現するとかにするべきだったな~と思います
それと、過去の本では性器の修正抜けが度々あったためそれを無くすためにその点のチェックはしっかり行っていたのですが、今度はホワイトの入れ忘れ(レイヤーの表示ミス等ではなく本当に描くのを忘れていた)とセリフのフォントの調整忘れをしているページがあります。気になっても探さないでください
人が作業している以上ミスを無くすのは難しいのですが本当になるべく大きめなミスは無くしていきたいです。でも修正抜けよりはマシかあ…

ここからは裏話になりますが、後書きで書いた「オチを決めるのに大分難儀した」ということについてですが、思いついたオチとしては「弟子に手を出したことが双子にバレて『弟子に手を出すなんてサイテー!』と言われる」と「ポッシデオして抱いたことを全部記憶から消す」でした
前者は双子がそんな倫理観持ち合わせてないのと、後者はフィガロの矜持とも食い違うし普通に最低なので言うまでもなくボツになりました
ポッシデオオチに関しては実はこの話、一応続きの構想があり記憶を消してしまうと都合が悪すぎるのでまず採用はあり得なかったです
因みに続編構想はこの本に制作時間が掛かりすぎてしまったのと、原作メイン本編で二人が和解したので絶対に日の目は見ないことになりました
これは余談なのですが、「夜の帳の~」でフィガロがファウストを抱いたことにより、紆余曲折の末ファウストがフィガロがいい加減で軽薄な女好きと知って不仲の原因となったことと辻褄が合うようになってます
もう一つ、あとがきに書いた後日談的なおまけ話については正直言って蛇足だと思っているので色んな意味でこちらも日の目を見ない可能性はあります(内容としては簡単に言うと「夜の帳の~」本編後のファウスト視点の話)
もし公開するとするならば何らかのwebオンリーに併せて「夜の帳の~」のweb再録を行う際に一緒に公開かな~…と思ってます
だいぶ先の話になると思うので(後書きに続き)再度になりますがあまり期待はしないでください

というわけでそこそこ長くなりましたが振り返り・裏話としてはこんな感じです!
年内に終わらせられて良かった~
畳む

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